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銀座駅より徒歩0分。ホワイトニングや見えない矯正治療など。あなただけのオートクチュール歯科。

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インプラント治療

代替歯として最もお勧めできる治療法です

私たち銀座五丁目歯科では、インプラント治療を研鑽すると同時に、訪問歯科も積極的に行ってきました。介護施設への訪問のみではなく、ご自宅にも訪問を行っており、中にはインプラントが残っている方の管理メンテナンスなども行ってきました。

お身体が健康な状態の際はもちろん、年を取られて寝たきり状態になられたとしても安心できる、時間軸でも超長期に、まさに一生涯安心できるインプラント治療がこれから求められるインプラントだと思います。

私は、「生涯あんしんのインプラント」を提唱いたします。利益優先ではなく、あくまで患者様優先。それがひいては歯科医療にとっても有益な考えであると確信しております。

抜歯の適応症

  • ひどい虫歯の時

    虫歯がひどくなり、差し歯を支えるだけの根が残っていない時。

  • 歯根の病気がひどい時

    根の先にひどく膿がたまって、根の治療では治らなくなってしまった時。そのままにしておくと骨がどんどん溶けていきます。

  • 歯根が折れた時

    歯の根が何らかの原因によって折れてしまい、差し歯が支えられなくなった時。

  • ひどい歯周病の時

    歯周病がひどく骨が溶けてしまって歯が支えられなくなった時。そのままにしておくと骨がどんどん溶けていきます。

歯を失くしたら

歯を失ってそのままにしていると、様々な影響が出てきます。何本か歯を失っても時間がたてば慣れてしまい、さほど不自由を感じなくなるかもしれません。が、実はそのまま放置することにより、残った歯は移動して隙間ができ虫歯や歯周病ができやすい口内環境になります。

かみ合わせのバランスも崩れていき、多くの歯を失う原因となるだけでなく健康に多大な悪影響を与えてしまいます。肩凝りや偏頭痛、姿勢の歪みの原因にもなります。

まず、歯が抜けたまま放置すると、隣の歯が倒れてきます。


反対の歯が伸びてきます。
歯は噛む相手の歯、隣の歯があることによって一定の位置に保たれますが、それが無くなると移動します。つまり歯が抜けた場所が上なら下の噛む相手の歯が、下が抜けたら上の噛む相手の歯が、抜けた場所にとび出てきます。また、抜けた歯の隣の歯が抜けた場所に倒れてきます。


歯の抜けた部分の骨がやせてきます。
歯が無いことや移動することにより噛み合わせのバランスは崩れ、残っている歯に過度の負担となり、他の歯の寿命を縮めることとなります。また、歯の移動は、治療をするときに非常に問題で、治療を難しくするだけでなく、治療後の歯の寿命にも影響します。また、とび出た噛む相手の歯を削ったり、移動した歯は神経をとったりしないと治療できないことがあります。歯が抜けたところには、必ず治療を行って、左右のどちらでもバランス良く噛めるようにすることが大切です。

失った歯を補う方法

部分義歯/入れ歯

部分義歯では、残りの歯に金属の留め金をかけて取り付けます。
これらの方法は、残りの歯を削らずに機能回復ができますが、1日に数回はずして清掃する必要があります。部分義歯では、留め金をかける歯(鉤歯(こうし))に負担がかかりぐらぐらしてきたり、鉤歯が虫歯になることもあります。
また、装着すると違和感を感じる事が少なくありません。義歯の材料はレジンというプラスチックの素材が中心ですが、強度をもたせるために厚くせざるをえず、食べ物の味覚や温度感覚が伝わらないことがあります。

ブリッジ

欠損部の両側の歯を支台にして(支台歯といいます)、連続した歯を装着する方法で、歯のない部分は人工歯によって補います。ブリッジは固定されるので、装着感は自然ですが、支台歯を大きく削るリスクがあります。
支台歯が健全で、ブリッジを被せるために削り取る歯質の量が多い場合には、装着後に支台歯がしみたりすることもあり、歯の神経をとらなければいけなくなってしまう可能性があります。また、ブリッジがダメになった場合、再治療が困難な場合は、入れ歯になってしまうこともあります。ポンティック(歯のない所にある人工の歯)の下の部分は、清掃が難しく、歯茎の炎症や支台歯のむし歯の原因になります。

ブリッジの寿命は、ブリッジの設計やブリッジを支える歯の強さによって異なります。おおよそ8年と言われています。ただし、平均的に見た時に8年というだけで実際には1-2年でダメになるブリッジもありますので、注意が必要です。

インプラント

それでは、第三の治療のインプラントとは、どのような治療なのでしょうか?
左の図のように、歯の根に代る人工的な根を骨の中に埋め込んだ上で、その上に歯を形成しようと考えたのがインプラントです。実際は骨に穴をあけて、そこにチタン等の人工歯根を埋め込み、それが骨とがっちりと接着した状態で、その上に人工の歯を取りつける治療方法です。

  • インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い
インプラント ブリッジ 入れ歯
安定性 インプラント
安定性があり、半永久的に使用可能
ブリッジ
安定性はあるが寿命に限界がある(7〜8年)
入れ歯
定期的に調整や作り変えの必要がある
違和感 インプラント
違和感なし
ブリッジ
ほぼ違和感なし
入れ歯
違和感・異物感があり
咬合力 インプラント
天然歯と同様に咬める
ブリッジ
ほぼ天然歯と同様に咬めるが、過度な負担は加えられない
入れ歯
噛む力は劣る
審美性 インプラント
優れている
ブリッジ
優れている
入れ歯
劣る(1/3〜1/4)
歯への
影響
インプラント
全くない
ブリッジ
隣接する健康な歯を削る必要がある
入れ歯
歯を削る事はないが、バネをかけている歯などへの負担が大きい
治療本数 インプラント
多くても可能
ブリッジ
欠損数が多いと不可能
入れ歯
多くても可能
手術 インプラント
外科手術が必要
ブリッジ
必要なし
入れ歯
必要なし
治療期間 インプラント
3ヶ月〜1年期間必要
ブリッジ
比較的短期間
入れ歯
比較的短期間
経済性 インプラント
保険適用外
ブリッジ
保険適用可能(素材によっては不可)
入れ歯
保険適用可能(素材によっては不可)

インプラントとは

インプラントは、あごの骨にしっかり固定されているので、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。つまり、今までのような美味しい食事が楽しめるわけです。また、両隣の歯も削らずに済みますし、負担する力も、従来と同じ程度の負担で済みますから、両隣の歯の寿命を縮めることもありません。万が一、将来インプラントを失うことになっても、再度インプラントを植えることも可能です。

インプラントの構造

フィクスチャー(歯根部)

フィクスチャー(インプラント体とも言います)は、手術で顎の骨の中に埋め入れる人工歯根部分です。顎の骨の中に埋められたフィクスチャーは、オッセオインテグレーションと呼ばれる骨とチタンが結合する作用によって、顎の骨と徐々に結合して行きます。非常に生体親和性が高いため、金属アレルギーの方も安心して治療が受けられます。

アバットメント(支台部)

アバットメントは、手術で顎の骨の中に埋め入れたフィクスチャー(インプラント体)の上に取りつけられ、セラミックなどの人工歯を連結して支えます。人工歯の種類や固定方法などによって様々な種類があり、人工歯と一体化させて製作することもあります。フィクスチャーの上に取りつけられる部分で、セラミッククラウン等の上部構造を支える役割を果たします。

上部構造補綴物(人工歯)

手術で顎の骨の中に埋め入れたフィクスチャー(インプラント体)の上にかぶせる人工歯の部分で、インプラント埋入手術後、フィクスチャーが顎の骨と完全に結合してから製作して装着します。通常はセラミックで作りますが、臼歯部などで強い力がかかる場合は金属の方が適している場合もあり、歯の冠の内側に金属の裏打ちのあるメタルボンドと、セラミックだけでできているオールセラミックスなどがあります。

インプラントの種類

リプレイスセレクト

1950年初頭、ブローネマルク博士は、非常に丈夫で軽量な金属である純チタンが、骨の組織とよく結合する事を発見し、1965年に初めて人工歯根として臨床応用が開始され、世界初のインプラントが誕生しました。これをブローネマルクシステム(ノーベルバイオケア社)と言います。

ブローネマルクシステムは現在、最も長い臨床実績があり、そのため最も信頼性が高いインプラントシステムだと言われています。しかし、欧米人を基準に設計されているため、骨の厚みや高さが少ない日本人には使用が難しい側面がありました。そこでノーベルバイオケア社はブローネマルクシステムのインプラントより天然歯の形状に近い、インプラントリプレイスセレクトインプラントを開発しました。リプレイスセレクトでは、抜歯後、すぐに埋入を行うような症例や、高度な審美性が要求される部位の手術に適しています。

ストローマン

国際的学術研究団体、ITI(International Team for Implantology)と、骨整形外科分野で実績を持つスイスのストローマン(Straumann)研究所が共同で開発したインプラントです。このインプラントは、品質管理の世界共通ルールであるISO9001の厳しい規格に適合し、その認証を得ており、専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが取り扱いできる信頼性の高いインプラントです。また、日本国内で最大のシェアを誇り、海外でもとてもシェアが広いので、引越しなどがあっても転院しやすい環境にあります。

ストローマンのインプラントシステムは、骨との接触がとても良好であるといわれ、埋め込まれてから平均6~10週間で顎の骨にしっかりと結合するので、他のインプラントに比べて治療期間が短くて済みます。さらに、治療期間を更に縮めるために、SLAactive表面のインプラントを先行導入しています。SLActive表面のインプラントを用いることで、骨結合までの治癒期間を大幅に縮めることが可能になりました。詳しくはメーカーのデータをご覧ください。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリットをまとめると、以下の様なことが言えます。

周りの天然歯への負担が少ない

ブリッジのように両隣の健康な歯を削る心配がなく、またブリッジの場合は、残っている歯だけで噛む力を支えなければなりません。インプラントにする事で、本来の歯数のバランスがとれて、残っている歯の負担が少なくなります。


歯の機能の回復

天然の歯に近い感覚で噛むことが出来るようになります。自分の歯と同じように何でも噛め、食事などの不自由さから解放されます。噛む力だけでいえば、総入れ歯の場合は健康な時の3分の1まで機能を回復できれば良いほうといわれています。また、入れ歯が合っていなかったりすると発音に支障をきたし話しづらかったり、入れ歯がはずれてしまうなんてこともありますが、歯根から再生するインプラント治療では、そのようなことはまずありません。


食事が楽しめる

入れ歯では、味覚が低下したり、熱を感じづらくなってしまうため喉をやけどしてしまったりということもありました。インプラント治療は、自分の歯とほとんど同じ状態になりますので、味覚が低下したり喉をやけどしてしまう心配はありません。


審美性が良い

入れ歯では、金具がみえてしまったり、審美性という観点からは多くは期待できませんでしたが、インプラントにおいては、針金などで入れ歯を固定する必要がないので、自然な外観を取り戻せます。見た目が自分の歯とほとんど同じようにキレイに仕上がり、審美的にも優れています。


違和感がない

インプラント治療は、人工歯根を埋め込むことによって失った歯を補う治療ですので、入れ歯があわず、お口の中の粘膜が痛い、不快な違和感があるということもありません。


インプラント治療のデメリット

インプラントにもデメリットがないわけではありません。 医学的なデメリットはありませんが、高度な熟練技術を伴う、過去のインプラント技術が発展段階にあったことなどの理由から、患者様とって次のような不安やデメリットがあると思います。

コスト面の不安

インプラントは、健康保険が適応されないため、高額な治療費がかかります。1箇所あたり、40~50万程度がおおよその目安になります。 銀座五丁目歯科では、治療開始前のカウンセリング段階にて、インプラント治療にかかる費用他、将来的なメンテナンスを含む明確な費用をお伝えいたします。


治療期間のデメリット

治療期間もデメリットになることがあります。ただし、最近の研究では治療時間を短縮することも可能になってきました。条件が整えばその日の内に歯を入れることも可能です。


技術や手術後の様々な不安

オッセオインテグレーション・インプラント以外のインプラントが行われていた時代には、様々なトラブルが生じる場合がありました。当クリニックではオッセオインテグレーション・インプラントのみを使用していますのでそのようなことはデメリットと考えていません。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れは次のようになります。

インプラント治療は歯の無い部分に行われる治療です。ですからその部分の歯茎の状態が問題となります。歯肉が腫れているかどうか?咬み合わせの状態等を診査します。また、CTによる、お口の状態や骨の状態の精密検査も行います。※本院の宮本歯科クリニックで歯科用CTの検査が必要となります。

前処置/クリーニング前処置/クリーニング

診査に基づき治療のプランを話し合い立案します。最高の満足が得られるように患者様の立場に立った計画でなければなりませんので、このステップは非常に重要であり時間をかける必要があるでしょう。単にインプラント治療計画ではなく、口腔内の治療の計画です。

保護ダム作成(歯茎保護のための前処置)保護ダム作成(歯茎保護のための前処置)

治療結果が確実なものとなるよう術前に第一ステージの治療を行います。歯周病の治療がメインとなりますが、不良な冠の除去や、咬み合わせの治療を行います。

保護ダム作成(レーザーで固めます)保護ダム作成(レーザーで固めます)

清潔なクリーンルームにてインプラントを埋入します。安全にインプラント埋入手術が行えるように、麻酔科医が全身状態を管理し、安全で痛みの無い手術を行うことが可能です。

ホワイトニングジェル塗布ホワイトニングジェル塗布

ポリッシングポリッシング

ポリッシングポリッシング

ポリッシングポリッシング

インプラントの冠は全体的なバランスを見るため、場合によっては仮の歯をセットします。咬み合わせの状態をチェックし、お口の中でのバランス(調和)が整った時点で、最終的な歯をセットします。

ポリッシングポリッシング

最終的な歯をセットすることがゴールではありません。もう一度初診時のことを思い出して頂き、今度こそは治療結果を長く持たせるためのメンテナンスという治療を開始しましょう。

インプラントのメインテナンス

PMTC

歯の表面は、バイオフィルムと呼ばれる歯周病や虫歯の原因となる細菌を含む膜で覆われています。インプラントの上部構造も同じで、このバイオフィルムは、普段の歯磨がきでは50%程度しか除去できないという研究報告があります。そこで、普段落とせない着色やバイオフィルムを定期的に全て除去して歯周病や虫歯を予防します。

セルフケア

治療後のケアの不具合により、インプラントの周りにある骨や歯茎が歯周病になってしまい歯や歯茎が痩せてインプラントが抜けてしまうこともあります。インプラントは支えている歯茎の構造上、炎症が起きてしまうと急速に悪化してしまうことがあるのです。

そのためインプラントの治療後には、適切なセルフケアをするようにして、口の中を清潔に保っていてください。詳細は治療に伴い、担当歯科衛生士より、みなさまに合った手法を指導させていただきます。さらにご自身では、取り除くことが難しい部位は、定期的に歯科医院でクリーニングすることが重要です。

インプラントのトラブル

インプラント治療において、注意しておきたいトラブルについてご説明します。


全体の診査診断 治療計画の問題

歯を失った原因は、歯周病や歯根破折、噛み合わせの力など複合的なことが大半です。根本的な原因を解決せずに、欠損部分にインプラントだけを入れても本当の意味での解決にはなりません。口腔内全体のかみ合わせを考慮した総合的な治療計画が重要です。


インプラントプランニングの問題

インプラントは健康な骨で支えられていなければなりません。不足している場合は骨を増やすか、その部のインプラントを避け、他の部位を利用して補うような計画を立てる事もあります。また、インプラントの形状や、太さや長さも選択も、最適なものを選ばなければなりません。


インプラント埋入時のトラブル

どんなに素晴らしい器具器材を使用したとしても使うのは人間です。血管や神経などの解剖学を正しく理解し、人それぞれ違う骨の状態やお口の中の環境を考慮した上で安全に手術を行わなければなりません。CTによる3次元データから製作するサージカルガイドは、手術時のインプラント埋入ポジションを狂わせない安全機構の役割も持ちます。


骨結合(オッセオインテグレーション)しない

骨質は個人差もあるうえに部位によっても様々です。硬すぎる骨の場合は注意して埋入し、軟らかすぎる骨の場合はしっかりと固定できる術式やインプラントシステムを考慮しなければなりません。通常、下顎で3ヶ月、上顎で6ヶ月ですが、骨の状態によっては、治療期間を過ぎても骨結合しないこともあります。


軟組織(歯肉)不足

インプラント周囲は角化歯肉という動かない健康な歯肉が一定量必要です。口の動きによって引っ張られる可動粘膜がインプラントに近い状態は歯肉の炎症を起こしやすくし、その結果、歯ぐきがさがる原因となります。歯肉の形や色は前歯では審美的にも大きな影響がでてしまいます。


上部構造のトラブル

インプラントが骨と結合したら、型取りをして適合の良い上部構造を製作し、ネジを締めて、しっかり固定します。固定しているネジは、経年的に緩むことがあり、定期的にチェックしなければなりません。また、歯科インプラントには歯根膜という緩衝材がないため、上部構造の破損を避けるためにはインプラント特有の噛み合わせの調整を適切に行うことが必要です。


メンテナンスの重要性

インプラントにも天然歯の歯周病と同じような「インプラント周囲炎」という周囲組織の炎症や骨吸収が起きる可能性があります。日常のセルフケアはもちろんですが、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを定期的に行い、自分では管理できない部分のクリーニングや、チェックを行う事をお勧めします。


リカバリー

インプラントのトラブルは、上部構造が欠けただけであれば、その部分を再度作りかぶせるだけで、問題なく使用できるようになります。しかし、骨とフィクスチャーとの結合に問題が生じた時は、フィクスチャーの撤去が必要となる場合もあります。撤去した場合でも周囲組織の治癒を待って再埋入が可能です。

インプラントの残存率

当院のインプラントの5年残存率は約97%です。このデータより、インプラントは非常に安定した治療法と言えますが、約3%のインプラントは撤去が必要になることもわかります、原因は様々ですが、骨の状態、全身疾患の有無、治療期間の程度、咬み合わせ、セルフケアやメンテナンスなどが複合的に関与します。事前にしっかり担当医と確認し、治療計画を決定するようにしましょう。

また、喫煙によりインプラント治療の成功率・寿命ともに低くなる傾向があります。これは、タバコに含まれるニコチンが血流の正常な流れを阻害し、インプラント周囲炎を引き起こすことなどが原因です。そのため、術前、術後に禁煙を推奨することがあります。担当医にご確認ください。

最も重要な点は、日々のセルフケアや定期的なメンテナンスです。これを継続することがインプラントの寿命を伸ばすことにつながります。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、細菌感染によって歯肉や歯周組織に起こる炎症です。歯肉の炎症から始まり、歯周組織にまで炎症が広がると、支えている骨が溶け、インプラントの脱落を招きます。


インプラント周囲炎の原因

インプラント周囲炎の原因は、プラークや歯石の中に存在する細菌であり、どなたでも感染する可能性があります。セルフケアだけでは、口の中の細菌を100%除去することはできないため、定期的に歯科医院で残った細菌を除去する必要があるのです。また、インプラント周囲の歯肉は構造上、炎症が急速に広がってしまうこともあります。インプラント周囲炎となってしまう前の「インプラント周囲粘膜炎」の段階での早期発見が重要です。

歯科医院の衛生管理

歯科医院(手術環境)の衛生状態も、インプラント周囲炎の原因になります。当院は、専用の無菌手術室でインプラント治療を行っています。これにより、空気中の細菌やホコリなどが、治療部位に侵入するのを防ぎます。当院は、より安全性の高いインプラント治療を目指し、衛生管理を徹底しています。

骨不足の対応

骨量が少なくてインプラントを植立できない場合には、骨の再生術・移植などを行い、インプラントを埋め込めるように骨量を増やします。口の中の状態に合った移植方法を用います。


サイナスリフト

上あごの骨の量が足りない場合に行われる施術です。上あごの骨の量が足りない(薄い)と、埋め込んだインプラントが顎の骨を突き抜けてしまいます。

サイナスリフトは、上顎の骨の上にある空洞(サイナス)と顎の骨の間にある、薄い膜(シュナイダー膜)をはがして、この膜と骨の間に人工骨や自家骨を入れ、インプラントを埋め込めるだけの厚みを作ります。サイナスリフトが適応となるのは、骨の厚みが5mmに満たない場合や欠損している箇所が多い場合などです。

顎骨が5㎜以上あるものの、インプラントを埋入するには骨量が不十分な場合には、次に紹介する「ソケットリフト」により、骨量を増やします。


ソケットリフト

ソケットリフトは、サイナスリフトと同様、上あごの骨量が少ない(薄い)場合に行う骨移植の方法ですが、サイナスリフトに比べて傷口が小さくて済むので、痛みや腫れが少なく、手術時間も短い、体への負担が少ない施術方法と言えます。顎の骨が5㎜以上あり、インプラントを埋め込むのに骨量が十分でない場合に適応となる骨移植です。ソケットリフトは、専用の器具でシュナイダー膜を押し上げインプラントを固定するのに必要な骨をつくりあげます。


GBR法

骨の厚さが不足していると、インプラントを埋入しても骨から露出してしまいます。骨が不足している部分に、自家骨もしくは人工骨を置き、その上にメンブレンという人工膜を置きます。メンブレンにより、骨の再生が促進されます。メンブレンには、吸収性のものと非吸収性のものがあり、骨欠損の小さい場合(作る骨の量が少ない場合)は、吸収性のものを使い、骨欠損の大きい場合(作るの骨の量が多い場合)は、非吸収性のものを使うことになります。個人差がありますが、4~6ヶ月で歯槽骨が再生されインプラントの安定性が確保されます。

インプラントオーバーデンチャー

オーバーデンチャーとは、現存した歯やインプラントの上に入れ歯を製作していく方法です。入れ歯は粘膜で支えますが、オーバーデンチャーは入れ歯でありながら、歯やインプラントで支えます。これにより粘膜だけで支える通常の入れ歯よりも安定性が上がり良く噛めるようになるのが最大の利点です。入れ歯の構造もとてもシンプルであり、長期に使用した際の入れ歯の修理などもしやすいのも安心です。


ボールアバットメント

ボールアバットメントはオーバーデンチャーの中の1つの方法です。インプラントの先のヘッドの部分が丸いボール形状になっており、入れ歯側に特殊な金具を付け、インプラントと入れ歯の部分をはめ込み連結させて固定します。このボールアバットメントによるインプラント入れ歯は、ご自身でも簡単に取り外しができます。このボールアバットメントオーバーデンチャーは、最低2本のインプラントで行うインプラント入れ歯です。使用するインプラント本数も少なく済むため、経済的にも優れた手法となります。


バーアバットメント

バータイプによるオーバーデンチャーは、インプラントをバーで連結し、入れ歯側にバーを挟み込む金具を付け、インプラントと入れ歯を固定します。ボールアタッチメントよりも維持が強く、2〜4本のインプラントで行うインプラント入れ歯です。使用するインプラント本数も少なく済むため、経済的にも優れた手法となります。


ロケーター

入れ歯と歯ぐきをボタンのような留め具で留める技術で、歯ぐきと固定できる上に取り外すことができます。取り外しができるので、手入れができ入れ歯を清潔に保つことが可能で、埋め込むインプラントの本数が少なく済み、お手持ちの入れ歯に加工するので、負担を軽減することができます。

抜歯即時荷重ー適応ケース

即時荷重インプラント(Immediate Loading)とは、インプラントを埋入した直後に固定式の人工歯を入れる最新の治療法です。手術当日に、歯の見た目とある程度の噛む機能を取り戻すことができ、治療期間を短縮できます。即時荷重は、歯を1本失った方からすべての歯を失った方まで対応可能です。ただし、埋入予定の骨の状態によっては、困難な場合もありますので担当医とご相談ください。

銀座五丁目歯科のインプラント

「インプラント治療は、どこも同じではありません。」

かつては少数の医院でしかインプラント治療は実施していなかったものの、今では非常に多くの医院がインプラント治療を標榜しています。患者様にとっては、治療技術は見えないもので、専門的で一般の方にはわかりにくいことと思います。



歯の喪失がどのように起こったか、原因を考え、口腔全体を一単位として治療方針を立てることが大切です。インプラントを埋入してから上部のものを考えるのではなく、埋入前に最終完成物を設計し埋入部位、本数を決定します。 これらのためには事前にたくさんの緻密な資料が必要となるのです。

CTによる精密検査

「インプラント治療が本当に可能であるか?」を、当院の世界最高峰のX線CT診断装置【Fine Cube E2】によるCT検査を実施することで、より正確に判断させて頂きます。
※CTによる精密検査が必要な場合、本院の宮本歯科クリニックで検査となります。

口腔内の模型、噛み合わせ診断、チャーティング等による詳細検査

その後に、詳しい検査が始まります。口腔内の模型、咬み合わせ診断、チャーティング、などで詳しく検査をします。



インプラント治療に不安をお持ちの方も安心いただけるように、銀座五丁目歯科では、インプラント治療後、通常の使用で、定期検診を欠かさない方には、10年間の長期保証制度(5年間の完全無償保証)を設けております。


インプラント治療した後は、できるだけ長くお使いいただけるように、定期的なメンテナンスを行います。


インプラント治療は、一般的にインプラントと骨の結合を待つ時間が必要ですが、最近の研究では必ずしも長期間必要ない事が解りました。条件さえ揃えばその日の内に歯を入れることも可能です。銀座でショッピングを楽しんで頂いている間に歯を完成することも可能となりました。

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