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スタッフブログ

はじめまして

2021.08.20

皆様いかがお過ごしでしょうか。銀座五丁目歯科受付の原田でございます。
本院でのブログ投稿は初めてなので、少しドキドキしながらキーボードを叩いております。

 

お盆を過ぎても暑い日々が続いていますね。東北から上京して4年が経ちますが、東京の夏の暑さには毎年感心してしまいます。暑さに甘えついつい冷たいスイーツを食べ過ぎてしまうこの頃です。

それにしても銀座には美味しそうなものがたくさん並んでいますね。いつか世の中が落ち着いたら田舎の父と母を呼んで好きなものをご馳走できるように頑張ろう・・・。

 

さてさて、独り言が長くなってしまいましたので今日はこの辺で失礼いたします。

8月も残り僅かとなりましたが、皆様にとって素敵な日々になりますことを心よりお祈りいたします。

 

根管治療(根の治療)とは④

2021.08.12

こんにちは、歯科医師の柴田です。

今回は根の中が再度感染しないように封鎖する処置についてお話ししていきます。

 

根の中を綺麗にしてもまた汚れてしまっては意味がありません。

下の図のようにピンク色の材料で詰めていきます。イメージしやすいものでいうとゴムのようなものです。私たちはこれをガッタパーチャと呼んでいます。なかなか聞き馴染みのないワードかと思います。

この封鎖のステップも非常に重要になりますし、テクニック的にも難しいところになります。また、近年進歩した歯科材料の恩恵を受けている部分の一つです。

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また封鎖というのは根の中だけでは完結しません。どんなに緊密に根の中を詰めたとしても、精度の高い土台(コア)、精度の高い被せ物がないと台無しになってしまいます。

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ここで一つ文献を紹介します。

1995年に発表されたRay HA, Trope M先生の根管治療歯の根尖周囲の状態と根管充填(根の封鎖)及び歯冠修復の質(被せ物の質)の関連性についての文献です。

 

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上手に根の封鎖をしたとしてもその後の被せ物の精度が低いと成功率は44.1%になってしまい、上手な封鎖かつ精度の高い被せ物の組み合わせは成功率91.4%という結果です。

 

根の治療をした後はそのままにせず、絶対に治療が完了するまで通院するようにお願いします。もしかすると歯を抜かなければならないことになってしまうかもしれません。

根管治療(根の治療)とは③

2021.08.10

こんにちは、歯科医師の柴田です。

引き続き根管治療(根の治療)についてお話ししていきます。

 

虫歯を取りきった後に実際に根の中にアプローチしていきます。

下の図は歯の断面ですが、汚染された歯髄や過去に根の治療を行った時のお薬を外していきます。こちらの図は簡略化したものですが、実際は木の根っこのように複雑になっていて非常に難しい治療ステップになります。いろいろな器具や薬液をを用いてかつ治療する先生の知識や経験が非常に大切になります。いかに感染物を取っていくのかも成功するかどうかの大きな分かれ道にもなります。

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次回は根の中が再度感染しないように封鎖する処置についてお話しします。

根管治療(根の治療)とは②

2021.08.07

今回は少し掘り下げて治療内容をお話していきます。

実際に口の中でどのようなことをしているのかわからないと思います。それもあって不安があるという方もいるのではないでしょうか?

まず麻酔をして痛みが出ないようにします。

その次にラバーダム防湿を行います。非常に重要なステップです。アメリカの根管治療のガイドラインではラバーダム防湿ができない場合は治療の適応外と定められているほどです。

ラバーダム防湿が終わった後は歯の消毒も行います。そのままでは細菌が歯に残っていますからね。

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続いて視点が変わるのですが、虫歯の除去です。虫歯をまず徹底的に取り除かないことには根管治療の成功はありません。

顕微鏡を用いて虫歯を全て取っていきます。虫歯というのは目で見るだけではなくて染めだしたら、器具で触って硬さを調べたりといろいろな方法で探っていきます。

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次回はどのようにして根の中にアプローチしていくかお話ししていきます。

根管治療(根の治療)とは➀

2021.08.05

こんにちは、歯科医師の柴田です。

今日はそもそも根管治療とは何かということについてお話ししていきます。

根管治療に関与する病気としては大きく2つに分けられ、歯髄炎と根尖性歯周炎に分けられます。

虫歯がどんどん進行してしまうと歯の中にある”歯髄”(便宜的に神経などと呼んでいます)という場所に到達してしまいます。

到達すると人間の体の中で一番硬いエナメル質(歯の一番外の層)を溶かしてしまうくらい強力な細菌なのですぐに歯髄は感染してしまい、あっという間に細菌が広がり痛みを感じるようになります。症状は冷たいものがすごくしみる、温かいものもしみる、何もしていなくても痛い、夜中に痛いなど様々で、全く痛くないというケースもあります。ただ多くの場合激痛を伴うため、急いで歯科医院に駆け込まれる方が多く、症状が強すぎると麻酔も効かず、大変辛い思いをされる方がいらっしゃいます。

なるべくそのようなことにはならないように定期的な検診をお勧めしています。

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